老犬のお預かり

お正月にご夫婦で海外に行かれるとのことで　１５歳の老犬を預かってほしいと
ご依頼が来た
トリミングなどで面識のあるワンちゃんは別として面識のないワンちゃんを
お預かりするのには抵抗がありました
寒い時期ですし　お正月で休診の動物病院がほとんどなのです。
不安要素が多いわけです

トリミングサロン経営の友人たちにも相談したところ　お断りしたほうが、、、という意見が
とても多くて　お断りしようと思ってお会いしました。

お断り出来ませんでした、、、、、、(T_T)

この子が心配で　ご夫婦が旅行も行けないなんて気の毒だと思ったのと
多分　どこのサロンさんも受け入れないのではないかと思ったためです。

私自身　たくさんの犬がいますが
友人たちとや　仕事で　家族で　旅行に行くことがあります
犬たちがとても大切ではありますが　子供たちや両親との時間　思い出も大切にしたいのです。
自営なので　土日休みがなく　子供達にも散々我慢を強いてきたのです。
それで　夏休みなどは思い切って長めの旅行に出ます。
その場合　私は申し訳ないのですが　店の子たちにお世話をお願いして出かけます。
迷惑かけていないか心苦しいのですが、、、、、。
恵まれた環境にあるので　安心して出かけられますが　この子のパパとママも、、、、
と考えました。
特に秋に　これはうちのお客様でワンちゃんも私たちに大変なついている子ですが
その子のママが　ホテルのお迎えの時に
「もう本当に今まで　預ければ血便出すほど体調崩してたのに　リボンさんだと　尚更元気で帰ってくるから
安心して預けられるし　これから旅行も行けるし本当に嬉しい」
と言われた時に　みなさん生き物を飼っている以上　そういう心配があるんだな。。。。
と　思ったですし　お役に立てていることがとても嬉しかったですね。
その子は　お預かり中は　”勝手に看板犬”　として　お客様を観察したり　トリマ―さん達と遊んだり
次々に来るお客様ワンちゃんたちにご挨拶したり　楽しく暮らしています。

結局　１５歳の子は　自宅リビングで２４時間空調のもと　管理することにしましたが
これから　数年したら　こういう老犬が沢山出てきます
どのように対応していくべきか　対策を考えねばならないと感じました。