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トリミング豆知識

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ワンちゃんの皮膚トラブルも色々ありますが
外的要因のものもあれば 内的要因もあり 混在型のなど色々あって
難しいものですよね。
今日は 割とよく知られている?マラセチアについて書いてみます。
酵母菌の仲間みたいな菌でどこにでもいるものなのですが
何かのバランスが崩れた時に繁殖してしまうのだと思われます。
免疫力が弱っている(何らかの基礎疾患がある)と暴れだす、、、って感じでしょうか、、。
好発犬種(シーズー、コッカーなど)もあるように思います。
これが繁殖してくると 独特の納豆臭を放ち かゆみを伴い ひっかきはじめると赤くなったり
ひどくなると汁が出たりします
さらに悪化すると びっしりと黄色いものが 繁殖した部位について
がんこになり 治りにくくなります

私は少しこれが付き始めているな、、、と気が付いた時に
お客様にお話しして 連携して早いうちに撲滅するよう相談いたします。
単純にマラセチアが好む環境を壊せばよいわけです。
それで 当店では 重症のワンちゃんは一頭もいないのです、、、、、と
書きたいところなのですが 一頭いるのです
うちに通い始めてもう7年たつお客様なんです。
小康状態を保っていたこの子が今年悪化の兆しを見せていました。
マラセチアの場合 清潔に保つことが最も近道と言えるのですが
この子は ものすごく遠方から通ってくださっているのです。
それで 私もなんとなくトリミングの頻度を上げる提案をしにくかったのです。
夏場を迎え さらに悪化したので ついにママさんに報告
真剣に治すことにしました。
ここ数年 悪化すると毎回相談していたのですが 少し良くなるとやめていたので
なかなか完治に至らなかったのです。
まず トリミングの頻度を倍にして且つ シャンプーのやり方も特別なものにします。
 彼女の場合は免疫力が足りないのだろうと考え
(同居しているほかの子には繁殖していないのです)
サプリメントをおすすめしました
これは素晴らしいもので 体の内面からバランスを整える効果があり
様々な効果があります。
彼女は 始めて2日目から かゆがらなくなったらしいのですΣ(・ω・ノ)ノ!。
このサプリメントの特徴はレスポンスの早さです。
今続けて 飲んでくれています
完治 撲滅まで 何としても根気よく頑張りたいです。
「うちの子のこと ずっと見てもらってきて ここにしかトリミングに出せないのです」
と言ってくださっているママさんのため
私たちが無力 無知であってはならないのです。
なかなか しつこくて時間のかかる病気ですが
それゆえ 薬を飲み続けるのも肝臓への負担などを思うと不安だし
出来る限り 体に優しい方法で 治ればいいなぁ、、、と思うのです。
とにかく 綺麗になおるまで 根気よく
私達と飼い主様とで 連携して頑張りたいです!!
トリミングしているところを見てみたい、、、、
トリミングしてるところ見たくないですか??
私 見たいです、、、というか 正確にいえば 見たかったですね。
今は自分のお店でしてますから見れるわけですが 
どんなことしてるんだろ??とか 昔は興味ありましたね。

うちのお店は トリミングスペースが受付の奥にありますので 見にくいですが
鏡越しにちょっと見えます
今日は ある飼い主様と一緒にのぞき見していました。
トリミングとかチョキチョキ行くとか言うと大はしゃぎするんですというミックスの女の子のお母さんです
こっそり見てたのでトリマーさんたちも見られてる事には気が付いていない様子でした。
Pちゃんは トリマーさんにチューしたり嬉しそう。
トリマーさんも作業しながらもPちゃんのご挨拶に応えてあげてました
そのうち 別のトリマーさんが通りすがりに Pちゃんなでなで、嬉しいPちゃんは
そのトリマーさんにチュウ〜〜、また、なでなでしてもらってました。

私 すごく嬉しかったのですが ママさんもとても嬉しそうでした。
私はうちのトリマ―さんたちの優しさが嬉しかったし
ママさんは わが子のリラックスした嬉しそうな姿に満足されたからでした。

以前にサロンそのものや トリミングしている場面は飼い主様にお見せできるのでなくてはならないという
お話を聞いたことがあります。
つまり 隠さなければならないものであってはならないということです
いついかなるタイミングでも お見せ出来る状態、態度でなければならないということです。

では なぜ 飼い主様にドウゾどうぞと見学を促さないか、もしくは見学をお断りするのか?
なのですが やはり 飼い主様の存在を察知すると態度の変わるワンちゃんがいますし
集中できなくなりますよね。
トリミング鋏の切れ味はすごいものです
危険な作業をしていることになるので お互いの集中が必要です
それで 見学は NGなところが多いですね。

うちもそういった理由で見学はできませんが
覗き見は出来ます (笑)
こっそり 見るのも楽しいですよ。

何年もトリミングさせていただいている子だと 被毛の変化に気が付くことがあります。
加齢による変化ももちろんあるのですが 年の割にどうしちゃったの??
ということも 実は多々あります。

被毛の維持ということを 老犬を抱える一人の飼い主としてもよく考えますし
観察して 色々試したりしています。

被毛の維持で大切なのは
(1)全身状態が良いこと 健康であること
(2)定期的な手入れが行き届いていること
(3)遺伝的な要素

他にも色々あるのでしょうか??
私は大まかにこのあたりかと思います

(1)腸も含めて健康でないと生き生きとした張りのあるコートは保てません
必要な栄養素が足りていない子は コートが弱弱しい気がします。
(2)定期的にハサミを入れる刺激があるとないでは仕上がりが全く違います
ほったらかしで 数か月に一回のお手入れの子たちは 明らかに被毛がよくありません。
(3)どうしようもないことですが 遺伝的要素はかなり重要なファクタ―です
うちの子でまぁまぁ良い血統のブルーの13歳の子はいまだ 11歳のレッドの子よりも毛量と張りを維持しています。

先日 長く通っていただいているママさんとお話していましたら
「Cちゃんのカットが前と違う。なんだか以前のような感じではない。。。。。」
とおっしゃったのです。
原因はカットではないのです、、、、
年齢も関係あるかもしれないけれど、最近コートがすっかり良くないし 同じカットをしても映えないのです。 
最近痩せすぎているし お預かり中にした便もすごく くさかったから 腸もあまり良い調子ではないのではないかと考えて そのあたりをじっくり聞いてみると
体重が重くなった(これ気にする方ものすごく多くて困ります)からダイエットさせた。
ご飯が足りないのか いつまでも皿をなめていた、、、(ストレスもあったろうなぁ〜〜)
ご飯の主成分も聞き 経験からあまりプードルには合わない食材だったなど 色んな事がわかり 
豊かな被毛を取り戻すために  
(1)ご飯の制限をせず 適切な量を与えてほしい この骨格なら4キロあっても全然ちょうどよいこと
(2)ご飯を変えてみてほしい
という2点を変えてみることを提案しました

大変熱心なママさんです
すぐ実行に移していただき 2か月も経過した頃には
適性の体格とみるみる被毛に張りが戻ってきました!!! ママさん大喜び。
あの嬉しそうな笑顔を見たら 本当に嬉しかったです。

なぜなら 私も同じような経験があったからです
十分すぎる栄養を取らせているうちのアンジェラ 11歳がみるみる 被毛の力を失っていってました。
並行して 便が良くなくなった。
食べてるけど 腸が良くないんだろう、食事が合わなくなっているんだろう
消化吸収がよくないのだと考えました
色々試して細かに観察して 今 便の調子がとても良くなってきました。
すると 呼応するように 被毛に張りが出てきました。

フワフワとした被毛はトイプードルの最大のチャームポイントなのです。
もこもこになったアンジェラを抱きしめながら
娘たちが やっぱり ふわふわでかわいい〜〜〜〜と言います。

食事、本当に大切です。






子犬の時からずっと来てくれてるpちゃん。
パパが昨年から忙しくてあれほどマメだったトリミングに間隔が開きはじめていました
前が 頻繁だった、、、、ともいいますが、、、、
みるみる耳が汚れていきました
トリミングに来た時に 薬用シャンプーを使って洗ったりしますが
追いつかないほどの汚れ。
要治療の段階まできました。
パパさんに獣医さんに連れて行って点耳薬もらってきて〜〜と言いましたが
お忙しくて行けてなかったようです。
どろどろの真っ黒の耳垢が出ているのでひと月に一度の洗浄ではどうにもならないんです。
それで じゃあトリミングの時に 私が獣医さんに連れていきますね〜と言って お薬もらってきました。
長年の信頼関係があるから出来ることなんですが、、、、
病気や不都合を治すためには 時にはトリマーさんと飼い主様の連携も大切です。
トリマ―さんは細かいところを観察していますので 色々発見します
私も毎月見ていると あれ このこ こんなだったっけ??
という些細な変化に気が付きます。
それで飼い主様に報告するのです、、、、。
幸い pちゃんは お薬と丁寧な洗浄で劇的に改善し 綿棒が全く汚れないくらい綺麗になりました。
飼い主様の嬉しそうなお顔を見て すごく嬉しかったし満足しました。
もうかゆくないからストレスもたまらないよ〜〜!!

そんなわけで 色々と小さな雑談の中で飼い主様の悩みを聞いたり
協力できることはさせていただいています。

みんなで一致団結して 小さな物言えぬ家族の幸せを守ってあげなくてはですね!!
 
子犬のファーストシャンプーは??
時々 びっくりするんですが
生後 半年間カットしてはいけないといわれたものですから、、、、
という プードルの子犬ちゃまを連れた新米ママさんがいらっしゃいます。
困惑気味で 生後4か月のプードルを抱っこしていらっしゃって
子犬は モサモサ めんめが毛で隠れています。

どこかで言われた 半年トリミングをしてはいけないというお話を
忠実に守っていた様子です
「全然 大丈夫ですよ!!うちの子たちなんて 生後2か月過ぎたらカットしますよ〜〜」
といいますと
「えええ〜〜〜!!!いいんですか〜〜!!!!!良かった〜〜」
となって 笑顔を見せられます。

トイプードルのブリーダーをしていますので 子犬は常におります
2か月過ぎたら シャンプー、カットを始めます

これは 半ば訓練でもあります。。
トリミング犬種としての人生(犬生)が始まったのです
否が応でも避けては通れないトリミングなのです。

ちびちゃんのうちから シャンプーカットをすることが
自然な流れとして理解されていなければなりません。

半年もたってから もつれにもつれた毛玉処理に1時間、
これでは 犬にとってトリミングというものが心地よいものでなく 大変な嫌なことになってしまいます。
そこからシャンプ―カットに2時間。
生後半年の子犬には 酷なのです。

その点 生後2か月過ぎからもなくからタイミングよく初めている子たちは
もつれもなく さっさとすみます

うちは 三か月も過ぎるとかなりモコモコしますので ボディもカットします
オチビチビなので すべてしても一時間とかからないんですよ。
こうした習慣から 台に乗ったら、、、、というマナーも身に付くのではないでしょうか?

オチビチビは毛も完成していませんから そもそも精巧なカットなどできません。
それでも シャンプーからの一通りの行程をこなすことで
トリミングというものが 自然と身についていくのです。

というわけで トリミング犬種のオーナ―様方、
子犬の時から きれいきれいいたしましょうね!!
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