2015年11月

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たまに新規のお客様で いろんなサロンに行ってみてます、、、とか
その都度 適当に開いてるところを予約して、、、
という方がいらっしゃいます。
お気に入りのサロンを探す権利が当然飼い主様にはあるわけで そこは問題ないのですが
時々 このワンちゃんの気持ちってどうなんだろうな、、、って思います。

そもそも トリミングってワンちゃんにとっては あんまり好きなことではないはずです
それゆえ 私は なるべくご機嫌でかえってほしいなぁと思うわけです
毎回 新しい所へ連れて行かれて いらぬ緊張を強いられる気持ちを思うと
複雑な心境です。
新しいにおい 新しいスタッフ、、、どれもワンちゃんには緊張の対象です。

それでも通ってきていただいていると 相互に信頼関係が 確実に生まれます
トリマーは 何度もあっている子に愛情を抱きますし
ワンちゃんは 優しくされることに安心を覚えてリラックスします。
このとても良い連鎖が生まれて初めて スムーズなトリミング
ストレスのないトリミングが生まれると思います。

ですので 飼い主様 
何もわからず連れて行かれる わんちゃんの気持ちをくんで
あそこは 比較的ご機嫌で帰ってきたな。。。トリミングもまぁまぁ満足かな?
と思われたら なるべく固定してあげてくださいね。

ワンちゃんは 思ってる事言えないのですから、、、、、
タイトルを肛門腺としましたが 犬には肛門の横に肛門嚢というところがあって 
ここから においのする分泌物を出します
スカンクが有名ですが 個体を見分けたり野生ではとても意味のある器官だったろうと思いますし
もちろん小さな社会である家庭内でも 犬同士で 肛門付近の匂いをかいで
色々な情報を 感じ取っているようです。
トリミングサロンではシャンプ―などの際に ”肛門腺絞り” などと言われ
そこにたまった分泌物を 絞る作業を致します。

私の観察によれば 自分で排出出来る子もいまして 興奮時 排便時など シューと出すのを何度も目撃しています。
こういう子の 分泌物は比較的出やすいサラサラ?とした感じがしました。
肛門の周囲がなんとなく汚れている(家系的に見ました、男子に多かったです)子は
便のカスではなく 肛門の分泌だった事もありました。
逆に 粘りが強いというかなかなか絞っても出しにくい子がいます。
こういう子は 体質的とかいろんな要因があるでしょうが 絞っても出にくく且つ 
出ないから強めに絞るため 痛いのか 怒ります。

我が家のルビーがこれでした。
何度も肛門嚢炎を繰り返していたルビ―でしたが 病院へ行くと
「トリミングの時 肛門腺を充分に絞ってもらってないんだ」と言われていました(当時はトリミングサロンに出していました)
その時は獣医さんが言うので そうなんだ、、、思っていましたが
自分でお店を始めて トリミングをし始めてから 肛門の分泌物は実に千差万別
色 におい 形状、バラバラなのです。すこぶる当たり前の事なのですが(個体識別に使うのですから)
ルビーのは 固く 粘り 絞りにくいものでした 挙句に 強くしぼろうとすると
ギャ!!と怒りました。
結局 肛門嚢炎を繰り返した挙句 肛門嚢を除去する手術を受けました。
12歳の時の手術、、、、もっと早くすべきでした。
経過はよく もう肛門嚢が炎症を起こし 食欲減退 最悪の場合 破裂(皮膚にも穴が開くのです!!)なども
起こさなくなりました。

これは トリミングサロンのせいでも何でもないのです。
トリマ―さんは どの子にも等しく施術しています。
(本当にうっかり忘れてしまうことも 人間ですから皆無ではないと思いますが)
それでも 個人差があり 恐らく こういう子は肛門嚢炎を繰り返す可能性が高いと思います。
フードを変えるなどで 体質が変わり分泌物も性質が変わり改善することもあるかとは思いますが
どうも お尻をスリスリしていたり スッキリしない様子が見られたら
トリマ―さんに聞いてみられることをオススメ致します。

私のサロンでも トリマ―さん達にそのような傾向の強い子はいないか聞き取り調査をして
把握しています。そして トリミング毎に 細かく観察することを お願いしています。
そして 飼い主様に連絡を取って 経過を見て 必要ならば早目の手術をオススメしています。
現時点でオススメした子は 2頭います。

トリミングに行ったばかりなのに スリスリしてる、、、
絞ると怒る
時々 炎症を起こす(気づかない場合も多いはず、、、食欲不振くらいで 爆発しないかぎり 気づきにくいです。)
方は ご相談ください
また 獣医さんで 絞ってもらってない などと言われた方も
トリミングサロンの怠慢だ!!と憎む前に(笑) 通われているトリミングサロンに 聞いてみてください。
日頃のご様子と合わせて調べてみる必要があると思います。


先日 載せたマラセチアの子が今日来ました。
劇的に改善しているΣ(・ω・ノ)ノ!

まず匂い。以前の半分以下。
お店のみんなで しばし感動。

次に耳、腹部など最も症状のひどかった部分の赤味。
普通のピンクになってる。

次にかゆみ。
サプリメントをおすすめして2日目から カイカイかきむしらなくなったそうです。
かゆみは 痛みより不快指数高いのでは??
それがなくなって 飼い主様 本当に嬉しそうで
これは 本当にすごいね!!今後もこれは続けます!!とのこと。
もちろん 私達も飛び上がって喜びましたよ〜〜喜喜!!

こまめに通っていただき打ち合わせどうりしていただいた結果 
劇的に改善しています!!
しか〜〜し!!!!
ここで またママさんの悪い癖が、、、(失礼を承知で言わせてください)
例によって 良くなりはじめると 2週間置きの約束が3週間に、、、、(;^ω^)
これは今日 お話ししてきっちり2週間後にご予約いただきました
あと 一息なんです。
今年中に彼女を悩ませてきたマラセチアとおさらばしなくては。

病院でお薬どれだけ飲んでも 良くならない、、、
何をしてもダメ、、、、
そんな方 一度 ご相談くださいませ。

ワンちゃんの皮膚トラブルも色々ありますが
外的要因のものもあれば 内的要因もあり 混在型のなど色々あって
難しいものですよね。
今日は 割とよく知られている?マラセチアについて書いてみます。
酵母菌の仲間みたいな菌でどこにでもいるものなのですが
何かのバランスが崩れた時に繁殖してしまうのだと思われます。
免疫力が弱っている(何らかの基礎疾患がある)と暴れだす、、、って感じでしょうか、、。
好発犬種(シーズー、コッカーなど)もあるように思います。
これが繁殖してくると 独特の納豆臭を放ち かゆみを伴い ひっかきはじめると赤くなったり
ひどくなると汁が出たりします
さらに悪化すると びっしりと黄色いものが 繁殖した部位について
がんこになり 治りにくくなります

私は少しこれが付き始めているな、、、と気が付いた時に
お客様にお話しして 連携して早いうちに撲滅するよう相談いたします。
単純にマラセチアが好む環境を壊せばよいわけです。
それで 当店では 重症のワンちゃんは一頭もいないのです、、、、、と
書きたいところなのですが 一頭いるのです
うちに通い始めてもう7年たつお客様なんです。
小康状態を保っていたこの子が今年悪化の兆しを見せていました。
マラセチアの場合 清潔に保つことが最も近道と言えるのですが
この子は ものすごく遠方から通ってくださっているのです。
それで 私もなんとなくトリミングの頻度を上げる提案をしにくかったのです。
夏場を迎え さらに悪化したので ついにママさんに報告
真剣に治すことにしました。
ここ数年 悪化すると毎回相談していたのですが 少し良くなるとやめていたので
なかなか完治に至らなかったのです。
まず トリミングの頻度を倍にして且つ シャンプーのやり方も特別なものにします。
 彼女の場合は免疫力が足りないのだろうと考え
(同居しているほかの子には繁殖していないのです)
サプリメントをおすすめしました
これは素晴らしいもので 体の内面からバランスを整える効果があり
様々な効果があります。
彼女は 始めて2日目から かゆがらなくなったらしいのですΣ(・ω・ノ)ノ!。
このサプリメントの特徴はレスポンスの早さです。
今続けて 飲んでくれています
完治 撲滅まで 何としても根気よく頑張りたいです。
「うちの子のこと ずっと見てもらってきて ここにしかトリミングに出せないのです」
と言ってくださっているママさんのため
私たちが無力 無知であってはならないのです。
なかなか しつこくて時間のかかる病気ですが
それゆえ 薬を飲み続けるのも肝臓への負担などを思うと不安だし
出来る限り 体に優しい方法で 治ればいいなぁ、、、と思うのです。
とにかく 綺麗になおるまで 根気よく
私達と飼い主様とで 連携して頑張りたいです!!
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