何年もトリミングさせていただいている子だと 被毛の変化に気が付くことがあります。
加齢による変化ももちろんあるのですが 年の割にどうしちゃったの??
ということも 実は多々あります。
被毛の維持ということを 老犬を抱える一人の飼い主としてもよく考えますし
観察して 色々試したりしています。
被毛の維持で大切なのは
(1)全身状態が良いこと 健康であること
(2)定期的な手入れが行き届いていること
(3)遺伝的な要素
他にも色々あるのでしょうか??
私は大まかにこのあたりかと思います
(1)腸も含めて健康でないと生き生きとした張りのあるコートは保てません
必要な栄養素が足りていない子は コートが弱弱しい気がします。
(2)定期的にハサミを入れる刺激があるとないでは仕上がりが全く違います
ほったらかしで 数か月に一回のお手入れの子たちは 明らかに被毛がよくありません。
(3)どうしようもないことですが 遺伝的要素はかなり重要なファクタ―です
うちの子でまぁまぁ良い血統のブルーの13歳の子はいまだ 11歳のレッドの子よりも毛量と張りを維持しています。
先日 長く通っていただいているママさんとお話していましたら
「Cちゃんのカットが前と違う。なんだか以前のような感じではない。。。。。」
とおっしゃったのです。
原因はカットではないのです、、、、
年齢も関係あるかもしれないけれど、最近コートがすっかり良くないし 同じカットをしても映えないのです。
最近痩せすぎているし お預かり中にした便もすごく くさかったから 腸もあまり良い調子ではないのではないかと考えて そのあたりをじっくり聞いてみると
体重が重くなった(これ気にする方ものすごく多くて困ります)からダイエットさせた。
ご飯が足りないのか いつまでも皿をなめていた、、、(ストレスもあったろうなぁ〜〜)
ご飯の主成分も聞き 経験からあまりプードルには合わない食材だったなど 色んな事がわかり
豊かな被毛を取り戻すために
(1)ご飯の制限をせず 適切な量を与えてほしい この骨格なら4キロあっても全然ちょうどよいこと
(2)ご飯を変えてみてほしい
という2点を変えてみることを提案しました
大変熱心なママさんです
すぐ実行に移していただき 2か月も経過した頃には
適性の体格とみるみる被毛に張りが戻ってきました!!! ママさん大喜び。
あの嬉しそうな笑顔を見たら 本当に嬉しかったです。
なぜなら 私も同じような経験があったからです
十分すぎる栄養を取らせているうちのアンジェラ 11歳がみるみる 被毛の力を失っていってました。
並行して 便が良くなくなった。
食べてるけど 腸が良くないんだろう、食事が合わなくなっているんだろう
消化吸収がよくないのだと考えました
色々試して細かに観察して 今 便の調子がとても良くなってきました。
すると 呼応するように 被毛に張りが出てきました。
フワフワとした被毛はトイプードルの最大のチャームポイントなのです。
もこもこになったアンジェラを抱きしめながら
娘たちが やっぱり ふわふわでかわいい〜〜〜〜と言います。
食事、本当に大切です。